竹ピン・プラピン・ステンレスピン
竹ピン・プラピン・ステンレスピン必要度 ★★★
竹製・プラスチック製・ステンレス製と、いろいろ種類がありますが、印画紙を扱うピンセットです。
先端にゴムがついていて、印画紙がすべらないようになっています。
バッドと同じく、現像用、停止用、定着用と、ピンセットをそれぞれの専用にして使います。
そのため、3色セットで売られています。
赤いピンセットを現像用にして、バットも赤を現像用にすると間違えないでしょう。
忘れやすい人は、「現」「停」「定」と油性ペンで書いちゃいましょう。
ステンレスピンは、二本で売られていたりしますが、もしも二本で使う場合には、現像と停止を同じピンセットにしても大丈夫です。
ゴムの部分が汚れていると、印画紙のつまんだ部分が黒くよごれたようになってしまうことがあります。
なので、竹ピンなどでつまむのは、印画紙の隅の角にしましょう。
また、この汚れたようになる現象は、停止液での処理をきちんとすることでなくなる場合が多いです。
停止液の酢酸は、水になんとなく適当に入れてしまいがちですが、きちんと計って入れるように気をつけてみてください。
長時間暗室作業をする場合は、おしまずに液を取り替えるのも大事です。
素手で扱う場合
肌の強い人、手荒れが気にならない人は素手でも大丈夫ですが、健康上は直接薬品を触らないに越したことはありません。
ただ、薬品のついた手で印画紙を触るとまずいので、毎回手をしっかり洗わなくてはなりません。
素手だと爪の間がまっくろになるので、女性にとっては竹ピン・プラピン・ステンレスピンは必須でしょう。
ちなみに、私の場合は最終的には素手で印画紙を扱うようにしました。
素手だと、印画紙をすべらせて折ってしまうようなミスがなくなるというのがメリットです。
竹ピンを使っていても、どうしても薬液が少しは手についてしまうものです。
皮膚の弱い方や、アレルギーが心配な方は、ゴム手袋や腕カバーなどを利用して自衛しましょう。
関連ページ
- ダークカーテン(遮光カーテン)
- ダークカーテン(遮光カーテン)は、自宅を暗室にするためにはかかせません。
- 暗室を照らすセーフライト
- 暗室は真っ暗なので、印画紙が露光しない専用のセーフライト・暗室ランプが必要です。あの赤い光です。
- 暗室時計
- 暗室時計は、現像・停止・定着の時間を計る必需品です。文字の多いなキッチンタイマーでも大丈夫です。
- フォーカススコープ
- フォーカススコープは、印画紙に露光させるときに、ピントがあっているか確認する器具。
- ダークバッグ
- ダークバッグは、チェンジングバッグとも呼ばれる光の入らない袋です。
- イーゼル
- イーゼルマスクは、露光するときに、印画紙を固定する道具です。羽を動かして画面サイズを調整します。
- 暗室用バット
- バットは、現像液、停止液、定着液を満たして、印画紙を処理するのに使います。プラスチック製やステンレス製などがあります。
- 液温計
- 温度管理は暗室作業でとても大切です。液温計で現像液などの液の温度を計ります。
- 現像タンク・リール
- モノクロフィルムの現像に使います。フィルムをリールに巻いてタンクに入れます。ステンレス製やプラスチック製があります。
- 薬液保存用タンク
- 現像液を保存するエアータンクや、定着液を保存すポリビンなどの薬液保存専用のタンクがあります。
- メスカップ・攪拌棒
- メスカップ・攪拌棒は現像液などを溶くときに必要です。
- 恒温器
- 恒温器(サーモヒーター)は、寒い時期に、現像液を温める器械です。
- ネガシート
- 現像したフィルムは、6カットずつで切ってネガシートに入れて保存します。
- フィルムクリップ
- 現像したフィルムを乾燥させるときに吊るすためのフィルムクリップ。