セーフライト・暗室ランプ
セーフライト必要度 ★★★★
暗室は真っ暗なので、セーフライト(暗室ランプ)で照らします。
印画紙の感光しない波長の光で、暗室を照らします。
安全光とも言われます。
印画紙にあわせ、セーフライトにはめるガラスを変えて使います。
モノクロ暗室なら、赤い光です。
カラー暗室用のセーフライトは、とても暗い光です。
カラー印画紙は感光しやすいからなのですが、慣れている人は、自動現像機を使っている場合などは、セーフライトを使わない人も多いです。
セーフライトの中には、100Vで10W〜20Wの電球を使用します。
隙間から光がもれないように、黒パーマセルなどで隙間を目張りしておきましょう。
また、セーフライトといっても、あまり印画紙の近くに置いておくと、感光してしまう場合があります。
現像中なども、印画紙は裏にしておくなど、気をつけておくにこしたことはありません。
ちなみに、ソケットに刺すだけで使える、オレンジにコーティングされた暗室電球というものもありますが、新品が入手できるかは不明。
お風呂場などでは、電球を変えるだけでいいので手軽です。
ただこれは多階調印画紙を感光させてしまうので注意。
LEDのナツメ球が使える
要は赤くて弱い光なら構わないので、LEDのナツメ球が使えるようです。
赤やオレンジで暗めのLEDナツメ球を買って、自分の使っている印画紙でテストしてみるといいでしょう。
こちらの方が、実際に試しています。
暗室電球の未来は暗いか明るいか〜撮影日記
http://diary.awane-photo.com/2010/100609.htm
慣れている人は、あえてセーフライトを使わない人も居ますが、はっきり言って神業です。
無理せずに使いましょう。
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