メスカップ・攪拌棒
メスカップ・攪拌棒必要度 ★★★★★
メスカップは、要するにメモリの付いた計量カップです。
攪拌棒は、粉の薬剤を溶かすときに使います。
液状の薬を使うのであれば、かならずしも必要ではありません。
メスカップ、ポリビーカー
特に説明はいらないかと思いますが、現像液や定着液を溶かすときなどに使います。
最低でも二つは必要ということですね。
容量としては、暗室作業では2リットルが一般的です。自宅暗室の場合には、一度に使う現像液や定着液は、2リットルが多いと思います。
必要に応じて、メスシリンダーなどもあると便利です。
例えばコダックのT-MAX デベロッパーは液体なので、水と混ぜて使います。
前の日に溶いておく必要がないので便利ですが、メスシリンダーがないとメスカップだけで計るのは難しいです。
ちなみに写真の左のもののほうが使いやすかったです。
右のは、安いのですが注ぎ口が小さいので、かなり慎重に注がないといけないので…。
攪拌棒
ミキシングロッド、ミキシングバー。
割り箸などでも混ぜられますが、攪拌棒があると粉の現像液や定着液を溶くのに便利です。
LPLクイックスターは、先端がバネ状になっているので、軽い力でよく混ざります。
安く済ませたいという人は、100円ショップなどのホイッパーを使うといいでしょう。
薬液をつくるときは、薬剤をゆっくりと水(お湯)に入れながら、撹拌棒で静かにかき回します。
どばっと入らないように注意しながら、完全に溶けるまで静かに混ぜます。
最低でも一晩寝かせてから使います。
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