フィルムクリップ
水洗の終わったフィルムを乾かすために、フィルムクリップをつかって吊るします。
とがった部分が、フィルムを突き抜けるので、ちょっとやそっとでは落ちません。
フィルムクリップなどの専用のクリップでなくても、吊るすことはできますが、135フィルムの場合には、特に重い(下側にもクリップをつけて、重りにすることで、フィルムがカールするのを防ぐ)ので、フィルムクリップを使いましょう。
たくさん現像して、クリップが足りないときには、上側にだけフィルムクリップを使って、下には、パトローネにつっこんで重りにしたりします。
洗濯バサミをいくつか挟んでもいい重りになりそうです。
そうすればいつもの倍の数までフィルムを干せますね。
干す場所としては、ホコリのないところがベストです。
人が動くと、ホコリがどうしても舞ってしまうので、干している部屋にはなるべく入らないようにしましょう。
トイレに干すのがおすすめです。(用を足しておくのを忘れずに。)
印画紙は洗濯ばさみでOK
専用の乾燥機なんて高くて買えないので、RCペーパーの場合には、吊るして乾かすのが一般的です。
(バライタペーパーの場合には、網の上で寝かせて乾燥させることをおすすめしますが。)
普通の洗濯物干しを使う人もいますが、右上の写真のように、洗濯バサミにビニール紐を通したものを使うと便利です。
あまり挟む部分が、ギザギザしていないものにするのが、印画紙のダメージを減らすコツです。
乾燥させていると、だんだんとカーリングしてきますが、乾燥していくうちにまっすぐになってきます。
印画紙同士、フィルム同士がくっついてしまわないように注意しましょう。
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