恒温器(サーモヒーター)

恒温器必要度 

 

エアコンやストーブで部屋の温度管理ができるなら、それほど必要ではありません。

 

エアコンの無い部屋では、冬などの寒い時期にはあると助かります。

 

恒温器(サーモ★★ヒーター)

 

上にバッドを置いて使います。
電気器具なので、プラグをコンセントに刺して使います。ダイヤルを回すと、あたたまります。ダイヤルを右に回すほど、温度が上がります。

 

温度を上げているときは、赤いランプが付きます。

 

現像・停止・定着と、バッドの数にあわせて恒温器も用意するのがベストです。
当然恒温器の数が増えると、コードの数も増えます。

 

暗室は暗いので、コードに足をひっかけると、薬液がこぼれてしまうことも考えられるので、コードはしっかりとまとめて、ひっかけないようにするという注意が必要です。

 

 

ただ、実際にはバッドの数だけ恒温器を用意するのは難しいかもしれません。

 

液温を一定に保つには、暖房などで、部屋の温度を一定に保つことが大事になってきます。
室温が保たれていれば、恒温器は使わないでも済むかもしれません。

 

ホットカーペッドの上にバッドを載せるのも一つの手です。

 

暗室用バッドのページにも書きましたが、おすすめの温度調節方法は、ペットボトルです。
ペットボトルにお湯を入れたのをバッドに入れておくだけ。

 

夏場はペットボトルに水を入れたのを凍らせておくとかなり便利です。
現像液をつくるときにも、メスカップに直接ペットボトルを入れてしまっても、氷を直接入れるのと違って、薄まらないので。

 

熱帯魚用のサーモスタットを使っているという人もいますが、現像液のアルカリで溶けて漏電、感電する可能性があります。
温度が保てるので便利かも知れませんが、暗室は命をかけてまでやるものではありません。

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